ウォール伝、はてなバージョン。

革命家/修道士による日々の思索を頭をクリーニングするかの如く書き連ねるブログ。

聴き倒れ方丈記。その2。

では続きね。

 

ただまぁね、いつも行く洋服屋の店員さんは毎回良いことを言っているんだけど凄く印象的だったのが今の人っていうか若い子ってのは所謂俺が「これがいいんだ!」とかって言うようなモンドなテイストとかさ、ヴァイナルの質感とかが全然分からないとか知らないとかきっかけがないっていう子達が結構いて感性はあっても触れる機会が無くてんでたまたまお父さんとかが古いロックとかが好きでそういうレコードを聴かせてもらって今のデジタル化したクソみたいなロックとかと全然ちゃうやん!っていうそれこそヴェルヴェット・アンダーグラウンドの例のアレみたいなやつよね。貼るけど。

 

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10分以上これやっちゃうの?っていう(笑)まぁラモンテヤングとかの当時のミニマルの影響があるってのもまぁ知ってる人には釈迦の耳に念仏だけどってなんか微妙に言葉違う気がするけど釈迦に説法ですね。まぁいいや。いや、このSister Rayを聴いただけでも開眼するかもしれないのにようはまぁ検索しなかったり知らないから検索しようがなかったりするんだってね。

 

なんかやっぱこの辺って引きこもってたら分からない情報で洋服屋の店員さんってまぁ色んな人と接してるから情報の非対称性があるよね。俺は本ばっか読んで引きこもってるから今の若い人がどうなのか?とか分からないわけだけどそういう話を聴いたりするとなるほどなーとかって思ったりするんだよね。

 

別に今の若い人がダメ!ってことじゃなくて街で流れてるK-POPだの渋谷のタワレコの入り口とかもK-POPのユニットの掲示板みたいなのがあったりしてまぁそれが今の音楽なんだって思うと逆にまぁ知らないっていうか興味ないっていうか音楽ってオワコンだしーってなるのもしょうがないんだけど昔はすげーいっぱい君たちが知らない素晴らしい音楽があるんだよ!ってのをやっぱりおっさん世代がなんらかの形で体現して伝えていかないといけないよね。

 

それは伝道とか啓蒙みたいな偉そうな感じじゃなくて「これ良くない?良いべ?」っていうあ、「べ」って中居君とかが使ってるけど湘南地方とかでなぜか使われる「良いべ?」とかっていう語尾がべだったりするんだけどまぁ俺もべは使うんだけどまぁそれはともかくヘリテージですよ。

 

ヘリテージというと教養とかね、アラン・ブルームみたいな自分はスノッブじゃないとかって言っている実はガチガチのスノッブが(笑)今の若いやつはワーグナーとかも聴かないでくだらないロックとかパンクロックを聴いているなんつー教養主義っつーんですかね?そういうのはファックですよ。

 

そうじゃなくてリアルにファックユーな音楽よね。ガチ反体制のリアルパンクとか稚拙ながらも本当に世の中を変えようとしていたようなロックとかね、アングラ音楽とかまぁそういうのがあるしそれは過去のものだけど過去のものになっているわけじゃないんだよ!ってことなんだよね。

 

それはだってさ、今って時間軸ってのが無くなったって言われてるじゃん?個々人が好きなものを選んで聴いてるわけで例えばたまたま自分のお父さんがマイルス好きでそれなんなの?って聞かせてもらったらジャズの良さに目覚めた!とかっていう若い人もいるわけでしょ?ジャズっつってもスタバとかで流れるようなジャズじゃなくてガチジャズですよね。

 

そういうのを任意というかさ、勝手に個々人が選んで聴いてるわけよね。でもまぁショップとかに行くとK-POPが推されてたりって別にアンチ韓国じゃないですけどねっつーか留学してた頃を言うまでもなく韓国人の友達は多かったんでアンチ韓国なわけないっつっても国家レベルでは別だけどまぁその話はいいか。

 

まぁあとK-POPに限らずダンスミュージックでもEDMがデフォとか地獄ですよね。んでもEDMもだいぶ落ち着いて結局やっぱりハウスとか本当に良いのが求められるわけだよね。MAWとかのDJのライブ動画とか見てると分かるけどやっぱり一番いいのってクラシカルなハウスよね。

 

だからまぁEDMじゃねーんだよってことなんだよね。テクノにしてもデトロイトから90年代中盤の黄金期のジェフミルズとかさ、12インチでしか出てないミニマルとかあと初期Regisとかヤバいじゃないっすか?

 

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タワレコ前でこういうミニマルをガンガン流しながらケバブ売ってる外人のおっさんとか居たんだよね(笑)一貫してミニマルなのが男気があったしタワレコの真ん前でそれ売っててよかったんだっていうね(笑)おっさんの懐古と言われればそれまでだけど文化って何なのよ?って考えたときに今の街って文化的じゃないよね。

 

まぁそう思ってる人はいっぱいいるだろうし日本映画とかでも戦後の文学・ジャズ・コーヒー・タバコ・学生運動・・・みたいな世界観のやつとかあるじゃん?まぁ撮ってるの大体初老の監督とかだけどやっぱりまぁ文化ってそれなんすよね。今のデジタル文化は良い部分もあるけどやっぱりまぁ糞な部分は多いよね。まさに軽チャーという感じよね。もちろん90年代の黄金期にも軽チャーとかって揶揄されてたのはあったんだけどでもなんかAKBとかがオリコンとかを占めるような状況から比べると小室サウンドとか全然良かったじゃん!って今なら思えるわけよね。全然まだちゃんとした音楽だったなと。

 

あ、んでPurpose Maker貼っとくわ。

 

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まぁでも当時のマニアックラヴとかのお客さんとかってこれって何々レーベルの何番だよねとかめっちゃ詳しかったりとか「みんなすげーなー」っつー印象しかなかったよね。まぁお客さん全員がそうじゃないにしてもそこにカルチャーがあったよね。ナンパ目的じゃなくて爆音でテクノを聴きに来ていたというね、それが当時は当たり前だったけど今思うと黄金期だったなっていう寂しさがあったりなんかして。

 

それはまぁファッションとかもそうでしょう。当時はファッションまで金が回らなかったけど裏原系だのただのTシャツに何万だのそこにそんだけ金かけるっていうことだよね。別に余裕があったわけじゃないと思うのよ。それに比べて今の一億総ノームコア化というかどこ行っても同じような格好でまぁ原宿とか渋谷はやっぱりオシャレな女の子いるから目の保養になるけどユニクロでいいやってまぁそれでいいのか?って話よね。

 

まぁ他に金かけるのがあるから洋服には金かけなくていいやーってことならいいんだけどね。なんでもコスパコスパっつって金使わないで貯めるだけでんで世の中に流れる音楽やら文化は薄っぺらいのばっかりで最悪でしょう。YoutubeにアップされてたりGoogleが実質のデジタル図書館みたいなもんだっていうまぁそれはそれでいいんだけどそれがあるからといってアクセスするとは限らないっていうことだよね。それが実はすんげー深刻な問題なんだっていうね。

 

まぁ元々昔からそこまで死ぬほど音楽が好きな人なんてあんまりいないっていうのはあるにしてもね、所謂、ハイブローな教養的なクラシックとかではない文化的なロックとかパンクとかモンドでも電子音楽でもいいんだけどネット経由でアクセスできる!っつっても知りようがないんじゃダメだよね。

 

あとまぁなんか「これいいよね」とかっていうのを超えたやっぱ文化っつー領域があるんだよね。即物的に音楽を聴いて消費するのではなくまぁそれは映画とか演劇とか美術全般そうなんだけどそれを精神の涵養にしてそれと共に生きるっていうかさ、まぁそのつまりは生きるっていうことだよね。それが街並みとかネットにしても環世界の形成に繋がるんだよね。

 

ユクスキュルが言うように客観的な世界というのはあるんだけど結局自分たちが人間である限り世界を知覚するのは人間でしかなくて人間はその知覚したものを軸に世界を形成していくわけだよね。だからまぁざっくり言うと「今これが人気ですよ」とかまぁ謎のメディア側のプッシュとかがあったものに対して「今はこれが旬なんだ」っていう強制的な知覚を与えることで均一化された薄っぺらい世界が出来上がるってのが今の世界だよね。

 

 ってことで続きますんでんじゃまた。

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